実は愛車は潰れて、今は工場で再生のための手術を受けている。夜のとある幹線で右折車を避けるために急停車した直前の車に僕は追突してしまい加害者となってしまった。詳細は New Beetle Cabrioletをご参照。保険会社の担当者が被害者と交渉を始めた段階で、僕は被害者宅に挨拶に行くことにした。僕自身の数ある被害者としての事故経験では加害者が謝りに来たことはない。人身事故扱いにしてしかるべきなのに物損扱いにしてくれた被害者に感謝の意を伝えたかったし、鞭打ちが一時的な打撲で済むのかも知りたかった、だから被害者宅を訪ねることにした。しかし、諸々の事を考えると、保険会社に任せるだけで当事者同士は会うべきでないかもしれないと思ったり、行くべきでないとアドバイスを受けたりしていた。いろんな事を想定すると被害者宅へ行くのは抵抗感があったが、被害者宅付近の地図を見ると、被害者宅の隣に「アッシジの聖フランチェスコ修道院」がひろがっていた。霧が晴れるように雑念は消えて行った。
僕はクリスチャンではないが、昔深夜のTVで偶然に見た映画「ブラザーサン、シスタームーン」に感動した僕にとって聖フランチェスコは特別でフランチェスコやアッシジの本をよく読んでいた。知人がアッシジ旅行で持ち帰ったサン・ダミアノ教会の石を僕は大事にしていたりする。だから僕は被害者宅の隣のその修道院を見たくて、気持ち軽やかに被害者宅へ向かったのだ。単純でしょう? 多分次の旅行はアッシジだと思っている。
・参考:アッシジ






