
ナポレオンとシャンポリオンが強奪してきたエジプト発掘品の展示会に行ったが、人の山に隠れて多くは見れなかった。行列と一緒にコンベイアに乗ったようにガラスケースを舐めるのも嫌だし、だいたい最後の1週間の祭日を選んでいることが間違いだった。
美術館に入る前に駐車場の空き具合を見るため上野公園を1周すると、目的地の都立美術館あたりの林の中にブルーテントが大量に張られていた。美術館内の真面目な顔した人々の群れ(ラッシュの電車内と同じ混雑度!) の中で見た小奇麗にまとめたエジプト展示品よりも、ブルーテント・ソサエティで意気揚々としていたおじさん達の自由なイメージが僕の頭に強く残る。目の前の動物園入り口に臨時開設している遊戯コーナーから流れて来る子供達の笑い声が何とも不思議だった。何が不思議って、その子供達とあそこのおじさん達が人の命のループの両端のような感じがしたから。
