会社では8月30日から防災週間が始まる。
「防災パトロールを各部門で実施してください」という総務からの案内メールが月曜日に来た。順番で僕が今年の職場の消防隊の副隊長。消防隊は6人編成なので、防災パトロールに参加しなくてもいいようなものなのだが、副隊長じゃやっぱりパトロールに参加しなきゃならない。8月31日はウィーンに飛び立つから、防災パトロールを8月30日に実施するようにしてもらった。
「来週の消火栓と消火器の説明会には各部署から一人参加させること」なんていうメールも飛んでいた。
そんな折、今日の午後4時頃、A号館で遠く西の山並みを見ながら打ち合わせをしていると、静かな女声の社内アナウンスで、「B館で火災が発生しました、B館の人はB館の外へ避難してください。その他の建物にいる方は避難の必要はありません。」と落ち着いた社内放送を聞きながら「これは訓練ですってつけた方がいいよな」と誰かが発言。本当。
そのうちに消防車らしいサイレンが会社に向かって来る、何台も。本当に火事、ボヤだったらしい。打ち合わせを終えて席に戻ると、「副隊長が何しているの?」って言うので、B館へ向かうと、いつもに増して快活な社員達が消火器をぶらさげて立っていた、帰り支度をしている消防署の人たちには迷惑そう。職場の消防隊長と出会った、お互いとてもはつらつな表情をしていた。
実は、先週の朝、自宅の近所で漏電のボヤ騒ぎがあり、消防車とパトカーが道をふさいでいたため、ビートルを出せない時があった。その時、助手席にカメラを置いているのに写真を撮ることすら忘れていた。で、その教訓が今日の写真。
本来なら消防車の横にビートルを置きたい。
消防車の脇には LOVE TOKYOというレスキュー隊のステッカが貼ってあった。
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