入院から1週間はあっと言う間の出来事だった、入院までの4ヶ月間のギラギラした記憶に比べ入院生活はもうセピア色の夢物語。今は窓からうたた寝したビートルを見るあたりまえの日常に戻っている。いつもと違うのは、自分のベッドで朝5時に目を覚ましてしまうこと、手術の跡の少し熱っぽい存在感。入院中のシンプルな病室に比べると僕の日常は物が多すぎる。入院中は「自分で生きている」ことを僕の大事な主治医(女性)や看護婦さん達が支えてくれたのに比べると、日常の僕は「自分で生きている」というよりも無駄な物事に流されているように思えること。
今週は会社を休み、チェロも休むから8月3度めの夏休みのようなもの。体調はいつも通り快調、いつも通り食欲旺盛、ひとつだけ違うのは病巣がもうないこと。写真は一昨日の表参道、オープンカーのほとんどがオープンだった爽やかな日。
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