終わらない仕事を後に、ニットのキャップを被って土砂降りの外に出るとP氏と偶然会った。4月以降のワーキンググループのリーダーをあみだくじで決めるなんてよそうよ、僕は病気で出来ないのに、あみだで決められたら目もあてられないと、土砂降りの中説得しながら駐車場まで来てはじめてP氏が僕の後ろに置いているアルファロメオのドライバーなのを知った。え、このアルファだったの！
そのままボイトレのM先生宅に着くと雨はすっかり止んでいた。「すごく疲れているからすぐ帰る」と、言いながら、歌っていると、あー、何て楽しいんだ、「でしょう？だったらもっと練習しなさい」と、言われた。風が強くて、暑くなく、寒くなく、雨はやみ、空気が湿っているから花粉がない、気持ちいいのは、思いっきり歌を歌った後だから。
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