夕方の明るい空の下、街のイルミネーションが奇麗に映える頃、昼間の日差しの強い光と影で造り出す景色より穏やかなな光の風景は、僕の記憶の中では、ほとんど旅先の景色、歩道を歩く人達は穏やかなに微笑み、レストランから柔らかい光が漏れている昨日や今日の景色はヨーロッパで見た景色。夕闇に入る前の広くて明るい静かな景色は別にヨーロッパに行かなくても、ただ早く会社を出ればいいだけ、うっそうとした街路樹に囲まれた甲州街道から高尾山の中腹が光っている、遠くレンタカーでたどり着いたような錯覚、あの山の向こうにホピの湖があって、ホピの人達のように湖の水で体を清める、そんな時間が待っているような錯覚、セドナの黄昏があんなに奇麗だったのを6年もたって思い出す。
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