先週の朝の写真(上)は車の窓越しの普通の景色だったのに、今日のような空気の中に冷たい小雨が散っているような薄暗く寒い天気の中では、懐かしい光達の中に流れるおだやかな時間に漂っている安っぽくカラフルな日常が、それがすごく幸せそうに見えて来る。
【田中宇の国際ニュース解説より転載】中国の辣腕に圧倒されて足元を見ると、そういえばわが日本も、世界有数の黒字国で、しかも資源のない経済大国である。中国がどんどん世界の資源を安値買いしているのに、なんでわが国は何もせず、内向的になるばかりなのか。その答えは、今回の主題に戻る。日本人の多くが、国家として対米従属しか道がないと思い込み、資源は米国が決めた販路からしか買えないと、時代遅れのことを思っているからである。日本の将来はまず、対米従属がもはや自滅的な国是であると気づくところから始まる。米欧の分析者の多くが、21世紀は「アジアの世紀」だと感じている。しかし、そこでいう「アジア」とは大方の場合、中国のことだ。中国はますます誇り高く、世界的に台頭して光り輝くのと対照的に、日本は何とか対米従属を維持しようと息をひそめ、自分から日影の存在を選び、米国の衰退に合わせて自国の身の丈を縮めている。日本はかなりの潜在力があるはずなのに、愚かでもったいない話だ。もはや対米従属論者は国賊である。愛国者、そして米国の精神を尊敬する人々こそ、対米従属をやめることを主張すべきである。
上段:Pentax K-m DA21、下段:Richo Ricoh GRD2
コメント