九州西側を台風4号が北上している朝の南の空に立つゴミ処理場の煙突が、超現実的に見えるのは、渦巻く雲の光と影に無関係に自然の形に無頓着に人工の直線でいるから。あのアポロ11はこれをはるかに越える巨大さだったのだから、非ガウディの僕達の文明は、いつか朽ち果てて大自然に埋もれてしまうのだろう。
西の空の雲の密度は濃すぎて、雲の動きが目立たずつまらない。僕達の文明は朽ち果てるまで、頑固に計算通りの構造物を造り続け、起こる現象を一般化して科学技術が突っ走るこの文明のダイナミズムは魅力的だけど、いつかあっけなく止まってしまうかもしれない。
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(太陽黒点数:56 )
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