あと2日で2月が終る、信じられない速さ。今日はチェロレッスンの夜。
2回の大雪の間にあったニュースに、小説家・中村文則氏が日本人で初めて「ディヴィド・グーディス賞」受賞という記事を見て、Amazonを検索するとKindle本は中村氏の「掏摸(スリ)」があったのでダウンロードしておいた。大雪の電車通勤でそれを読んでいた。昨日、日野駅を過ぎたところで不意に読み終わってしまった。Kindleは本の厚さを意識しないから、本に夢中になると、不意に終ってしまう。中村文則氏のことは全く知らなかった、芥川賞ももらっているのに。僕の趣味とは違うのだけど、次は「王国」を読みたい。
アメリカの「ディヴィド・グーディス賞」もなんだか知らなかったが、ノワール小説が対象だそう。ノワールってフランス語のNoir(黒)、暗黒小説、闇社会の話、あからさまの人間ドラマ。「悪と仮面のルール」が、アメリカのブラム・ストーカー賞(ホラー怪奇小説が対象)にもノミネートされているらしい。ブラム・ストーカーって、ドラキュラを書いたアイルランド人。 1週間前は「掏摸」以外の本は、Kindle本が出てから読むつもりだったが、「王国」と「悪と仮面〜」の紙本を買うつもり。
彼の作品は悪意が氾濫する小説。昨日読み終わった「掏摸」の街の雰囲気が国立の夜にも漂っている気がして気持ちが暗くなる、チェロを抱えて歩いている僕を悪意ある人物が観察している気配も感じたりして、
2014/02/25 (太陽黒点数 : 157 )Hachioji
2014/02/26 PENTAX Q (太陽黒点数 : 197 )Kunitachi Tokyo
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