夏休み３日め：手紙

　本棚を整理していて、２０年前ミシガン州に留学していたKSさん（女性）からの手紙がまとまって出て来た。数年続いていたミシガン便りの山、僕の仕事の徹夜が続くようになった頃からKSさんとは連絡が絶っている、懐かしい。
　妹チャコが結婚する時、置いていった本達の１冊に封を閉じたチャコの手紙が挟まれていた、宛名は親友のクラスメート。チャコに逢えるまで封を開けない。
　季節毎に送られて来た祖母からの歌舞伎座チケットを同封した手紙の山も発見、もっと大事にまとめておかなくてはいけない。祖母の手紙は達筆すぎるのであの頃は半分ぐらいしか読めていなかった、あのチケットが諸々の僕の活動にどんなに役立ったか。祖母には時々夢の中で遭っている。
　別の肝腎な人の手紙に限って見つけることが出来ない、手紙は内容を確認しないでも選別して保管も破棄も出来る本当に便利なメディアだと思う。

 PENTAX Q （太陽黒点数：143 ）Hachioji Tokyo