もう春なのだが、風が寒い、でも道を見下ろすと春の草。この草の形が、「クレヨンでこんな形の草を絵の中の道端に描いていた幼稚園の頃」を思い出させる。空に飛行機が追加された小学生になっても、走る車の脇にこんな形の草を描いていた。「草だから緑ではないよね、見えた通りの色で描いてみて」という美術の先生のお話、多分先生は色はもっとくすんでいると言いたかったのかもしれないが、僕の反応は「見えた通りの綺麗な緑のクレヨンがない」だった。キラキラした世界を僕達の目を通すとくすんでしまい、世界の美しさをありのままに描くなんてできない。左脳の役割はつたない僕たちの能力に合わせて世界を単純化すること、その左脳に支配されたまま、あと何十年も生きるはずだけど、あの美術の先生が言うほどに世界はくすんでいない。
iPhone5s (太陽黒点数:23 )Hachioji Tokyo
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