夜中に「アンダー・ザ・ドーム」読了。終わり方に満足。聞くところにTVドラマの視聴率優先のどうしようもない一貫性のないシナリオに比べ、オリジナルの小説は納得して楽しむことができる。アンダーザドームの舞台メイン州のチェスターズミルを117号線と119号線を追って探してみたが、Welcom to Chester's Millというサイトはあるが、場所は実在していない。 休眠中らしい「Castle Rock Herald」を見ると、<"Under the Dome"の舞台チェスターズ・ミルのモデルはブリッジトン>とあった。メイン州のブリッジトンに注目してみると(写真下)、道路の組み合わせがチェスターズミルに似ているし、大きな山も近くにある(チェスターズミルとは真逆の配置だけど)。縮尺を下げるとメイン州がカナダのオンタリオ州の真横にあるのがわかる、何年か前にドライブしたルートの緑豊かな雰囲気と多分似ていると思う。プリンス・エドワード島へケベックから行くよりメイン州からの方が近い。それだけのことだけど。
キングのインタビューの一部:“We’re all under the dome,” King said. “There’s limited food and resources and exploding populations, which has led to unpleasant conditions in some parts of the world. I tried to create a tiny scale model of where we all are.”
まだしばらく正月休みを堪能中。 「UNDER THE DOME」を読み出す前に、例のプリーストの「魔法」がまた放置されていることが最大の懸念事項だったので、明け方読み終えた。読み終えたのはいいが、プリーストの小説に入り込んでしまい、「UNDER THE DOME」のようなシンプルな小説を読み出す気持ちにならないし、用意してあるプリーストの本達が気になる。本当にプリーストの小説は中断期間が長いけど、読み始めると、小説が佳境であれば、圧倒的なその雰囲気にのめり込んでしまう。ただし佳境でなければ、伏線ばかりの日常情景が延々と続くので、中断してしまう。予想していなかった「魔法」の結末は、いろいろなことが推測できるが、初版に書かれていたプリーストの意図は今の版では削られているので、プリーストの本当の意図がわからない。昨日の夜中、従兄弟と話していたテーマ「パラレルワールド」に結びつけると、この小説はSFになるが、もっと現実的な所にプリーストの意図があるとしたら、大文学になる。プリーストはスゴイ。
売り切れて重版が発行され、やっと今日届いた「BEAMS AT HOME:BEAMSで働く130名の自宅と私服&私物を取材しました」、ページはアート紙じゃないけど、473ページにぎっしり詰まった写真が僕には楽しい。文字が少ないのであっという間に完読。完読した後もパラパラと楽しめる。写真に写っているインテリアは頑張っていない普通の状態だからこそ参考になる。引っ越しの時、捨ててしまった古い椅子や小物達のことを考えてしまう(写真上)。
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